タナ障害って何?膝の痛みと症状は?
目次
タナ障害とは?
タナ障害(膝蓋内障害・滑膜ひだ障害 )とは、膝関節内に存在する「滑膜ひだ(タナ)」と呼ばれるヒダ状の軟部組織が、何らかの原因で膝蓋骨(膝のお皿)や大腿骨に挟まれたり、擦れたりすることで痛みや引っかかり感を引き起こす障害です。
タナ(滑膜ひだ)とは?
- タナとは、胎児期に形成される滑膜の名残で、成長とともに自然に退縮することが多い組織です。
- 大人になっても残存している場合、このタナが膝の運動に支障を与えることがあるため、障害の原因となることがあります。
- 特に多くみられるのが、膝関節内側のタナ(内側滑膜ひだ)です。
タナ障害の主な症状
タナ障害に特有の症状は以下の通りです。
1. 膝の内側の痛み
- 膝の前内側(膝蓋骨の内側あたり)に刺すような鋭い痛みを感じる。
- 特に屈伸運動や階段昇降、長時間の歩行・走行で痛みが増強します。
2. 引っかかり感やクリック音(コリコリ音)
- 膝の屈伸時に「引っかかる」「コリコリ鳴る」といった違和感を訴えることがあります。
3. 腫れや水がたまる(関節水腫)
- 慢性的な摩擦があると炎症が起き、関節液が溜まる(膝に水がたまる)ことがあります。
4. スポーツ中のパフォーマンス低下
- 運動時に痛みが強くなり、ランニング・ジャンプ・しゃがみ動作が困難になることがあります。
好発年齢・性別
- 10〜30代の若年層に多い(特に運動部に所属している学生など)
- 男女差はないが、運動量が多い人に発症しやすい傾向があります。
タナ障害の原因
タナ障害の原因は主に以下の通りです。
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| 原因 | 内容 |
|---|
| 繰り返しの膝の屈伸運動 | ランニングやジャンプ動作などによる摩擦 |
| 外傷や膝の捻挫 | タナが腫れて厚くなり、摩擦が起きやすくなる |
| 姿勢不良やフォーム不良 | 股関節や足関節の動きが悪いと膝への負荷が集中 |
| 筋力バランスの乱れ | 大腿四頭筋や内側広筋の筋力低下による膝蓋骨の偏位 |
診断方法
1. 問診・触診
- 痛みの場所や発症経緯、運動歴を確認。
- 膝蓋骨の内側を押して痛みが出るかチェック。
2. 徒手検査
- 「タナ徴候(plica test)」:膝の屈伸時にクリックや圧痛があるかを確認。
3. MRI検査
- タナの肥厚や位置異常を確認可能。
- 他の膝疾患(半月板損傷・靱帯損傷)との鑑別に有用。
他の膝疾患との鑑別
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| 疾患名 | 見分けるポイント |
|---|
| 半月板損傷 | 屈伸時の強い引っかかり感やロッキング(完全に動かない) |
| 膝蓋靱帯炎 | 膝のお皿の下あたりに限定した痛み |
| 鵞足炎 | 膝の内側より少し下、押すと痛む |
| オスグッド病 | 成長期に多く、脛骨粗面(膝下)が突出し痛む |
治療・対処法
保存療法(初期段階に推奨)
- 安静・運動制限:悪化因子となるスポーツや動作を一時中止
- アイシング:痛みや炎症が強い時に冷却
- ストレッチ・リハビリ:大腿四頭筋、特に内側広筋の強化
- 装具療法:膝のアライメントを整えるためのサポーター使用
川越いのうえ接骨院では、上記の内容をトータル的にサポートしていきます。お身体の状態・ご要望に合わせた施術をご提案しながら運動復帰・パフォーマンス向上まで行っています。
タナ障害では、運動復帰までのリハビリまでしっかりと行うことが再発予防へとつながっていきます。
再発予防のポイント
- 正しいフォームで運動する
- 股関節・足関節の柔軟性改善
- 太ももの筋力バランスを整える(特に内側広筋強化)
- 過度なトレーニングの回避と適切な休息
タナ障害のまとめ
タナ障害は、膝の中に残存する滑膜ひだが関節構造と擦れて炎症を起こすことで発症する痛みの障害です。放置すると慢性化し、運動機能に支障をきたすこともありますが、早期の診断と保存療法によって改善するケースが多いため、違和感や痛みを感じたら早めの処置が重要です。
特に中高生の運動が盛んな時期には、我慢しがちですが運動しながらの処置で回復することも多いため早めに施術を行うことが大切です。
川越いのうえ接骨院整体院では、スポーツ外傷やスポーツ障害などの学生の怪我に対する処置やリハビリに力を入れております。テーピングなどのサポートも行いながら早期の回復ができるように努めています。
膝周囲の痛みでお困りの学生さんは、一度当院へご相談ください。