腱板損傷とは
腱板損傷(けんばんそんしょう)は、肩関節を安定させる役割を持つ「腱板(ローテーターカフ)=いわゆるインナーマッスル」が断裂または部分的に損傷する状態のことを指します。
腱板は棘上筋・棘下筋・小円筋・肩甲下筋の4つの筋肉と腱で構成されており、損傷すると肩の動きや力の発揮に大きな影響を及ぼします。

肩関節内は元々陰圧であることと、筋肉が支持組織となって機能しています。つまり、肩関節の筋肉の負傷(腱板損傷)は関節自体の可動域に大きな影響をもたらします。
「なんか最近肩が上げにくい・・・」「肩を回すと痛みが出る」など気になる症状がある場合には、早めの処置が大切になっていきます。
腱板損傷の好発年齢
腱板損傷は年齢によって発生要因が異なります。年齢や状況によって発生原因は異なってきます。
- 中高年層(40〜60歳代)
- 最も多い発症年齢層。
- 加齢に伴う腱の変性や血流低下により、軽微な外力でも損傷しやすくなります。
- 日常生活動作(高い棚に手を伸ばす、布団を持ち上げるなど)での発症例が多いです。
- 高齢者(70歳以上)
- 腱が脆弱化しており、明確な外傷がなくても自然に断裂が起こることがあります。
- 無症候性(痛みがないまま進行)のケースも珍しくありません。
- 若年層(20〜30歳代)
- スポーツや重労働など、強い外力によって急性損傷するケースが多いです。
- 特に野球、テニス、バレーボールなどのオーバーヘッドスポーツで発症しやすくなります。
腱板損傷による主な症状

腱板損傷の症状は損傷の程度や年齢によって異なりますが、代表的な症状は以下の通りです。
- 肩の痛み
- 特に夜間痛(夜寝ているときに痛みで目が覚める)が特徴的。
- 腕を上げる・下ろす動作で鋭い痛みを感じることが多い。
- 可動域制限
- 肩を上げようとすると、ある角度(特に60〜120度)で強い痛みが出る「ペインフルアークサイン」が見られる。
- 高い位置に手を伸ばす、背中に手を回すなどが困難になる。
- 筋力低下
- 腱板の断裂により筋肉の力が伝わらず、物を持ち上げる・引くといった動作が難しくなる。
- 特に外転や外旋の力が弱くなる傾向がある。
- 断裂の進行
- 初期は部分断裂でも放置すると完全断裂へ進行しやすく、日常生活への影響が強まる。
- 長期間放置すると、筋肉が萎縮し、手術による修復が困難になるケースもある。
腱板損傷になったら・・・
腱板損傷は 40〜60歳代の中高年層に多く見られる疾患 で、肩の夜間痛や腕を挙げる際の痛み、筋力低下が主な症状です。若年層ではスポーツによる外傷が、高齢者では加齢変化による自然断裂が背景にあります。症状が軽くても放置すると進行しやすいため、早期の診断と適切な治療が重要です。
川越いのうえ接骨院整体院では、腱板損傷に対する検査から評価、施術を行うことが可能です。お身体の状態に合わせて行っていきますので、まずは気軽にご相談ください。















